刺される前にハチ退治|安全性を考慮してプロに託す

シロアリの生態と駆除方法

シロアリ

シロアリの生態を理解する

人間にとっては害虫でも、自然界で一定の役割を果たしている昆虫は少なくありません。木造住宅の大敵として忌み嫌われるシロアリもその1つです。自然界でのシロアリは枯れた木や落ち葉を食べて分解し、土に還すという重要な役目を担っています。人間の作った住宅にもその習性を発揮してしまうために、害虫として扱われているのです。シロアリが餌としているのは木材のセルロースと呼ばれる成分で、植物の細胞壁に相当します。シロアリの体内にはセルロースを分解する微生物が寄生しているために、栄養分とすることができるのです。シロアリにとって餌になる木材は、森林の倒木も住宅の木材も同じセルロースですから区別することができません。シロアリの嗅覚は非常に発達しており、離れた場所にある木材も嗅ぎつけると言われています。その間にある障害物はコンクリートや断熱材、場合によっては金属ですら強力な顎で破壊します。木造住宅でなくても被害が及ぶケースがあるため注意が必要です。シロアリは皮膚が薄く極度に乾燥を嫌うため、暗くじめじめして風通しの悪い床下などの環境を好みます。シロアリ駆除の際には、こうした習性をよく理解することが欠かせません。

シロアリ専用の薬剤

あらゆる害虫駆除の中でも、シロアリ駆除は最も専門性が高い作業と言われています。ホームセンターでもシロアリ用の殺虫剤が売られているため、低予算で済ませようと自分で駆除を試みる人も少なくありません。スプレータイプの殺虫剤は取り扱いが簡単で、火気にさえ注意していれば誰にでも使用できます。しかしながらエアゾール型の殺虫剤で駆除できるシロアリは、全体のごく一部に過ぎません。大半のシロアリは木材の内部や床下など、目に見えない場所に潜んでいます。シロアリ駆除業者はさらに駆除作業を徹底させるため、業務用の薬剤を使って柱や壁に注入しているのです。業務用のシロアリ駆除薬剤には、液剤タイプと粒剤タイプ・毒餌タイプなどの種類があります。液剤は専用の噴霧器を使って大量に散布するのに向いており、床下の土壌へ予防的に散布するケースも少なくありません。粒剤も予防用としてよく使われています。毒餌は巣ごと全滅させるために欠かせませんが、設置場所には専門知識が必要です。シロアリ駆除業者は被害個所を綿密に調査してから駆除作業を実施しています。家を土台から蝕むシロアリを駆逐するには、経験豊富な専門業者のノウハウが必要なのです。